咳は身体の注意警報 咳の症状と身体の健康

咳のメカニズム

痰の出る咳 出ない咳

咳が出る時、コホンッという咳のように乾いた咳が出る時と、痰が絡んだ重苦しい咳がありますよね。咳は痰が絡まるものと絡まないものの2つに大きく分けることができます。医学用語で咳は咳嗽(がいそう)と呼ばれます。


痰が伴わない咳は、乾いた咳、乾性咳嗽(かんせいがいそう)と呼ばれます。私たちが言う、空咳(からせき)は乾性咳嗽のことです。反対に痰が絡む咳は湿性咳嗽(しつせいがいそう)と呼ばれます。


痰が伴わない乾性咳嗽は、コホンコホンといった音で表現されます。多くの場合このような咳は、一般的な風邪の症状としてみられます。しかし百日咳などの重い病気でも乾いた咳が出るので自分の症状の経過をよく観察することが大切です。反対に痰が絡む湿性咳嗽はゴホンゴホンなどと表現され気管支喘息などの気管支の異常がある場合があります。


痰は、透明なものから黄色のものなど様々です。気管支などから分泌された粘液を私たちは痰と呼んでいます。元気な時にも痰はありますが、特に病気になった時に分泌は多くなります。痰は咳とともに体外に出されることで、私たちの身体を守っています。痰の色で病気を見分けることは難しいですが、黄色の痰の時は細菌感染が疑われます。無色の痰は、気管支喘息や慢性気管支炎の時などに見られます。咳が長引くと気管支が傷つき痰に血が混ざり、赤い痰がみられる場合もあります。


同じ咳ではありますが痰があるのとないのでは大きく咳の原因は異なります。痰の有無を自覚して病気を見分けるヒントの一つにしましょう。