咳は身体の注意警報 咳の症状と身体の健康

咳の治療法

漢方

近年、漢方薬への注目が高まっています。漢方薬は身体全体をケアするという点で、すぐれた効果を発揮します。東洋医学のみで使われるといった考え方がありましたが、現在は西洋医学を主とする医療機関でも、漢方薬が処方されるなど広く受け入れられています。


漢方薬は複数の生薬を組み合わされ作られています。薬局などで漢方薬を手に取り、成分を見てみれば、様々な生薬が入っているのがすぐに分かります。西洋医学では薬は基本的に単一の成分でできています。漢方薬は様々な生薬が入っていることで、身体全体に働きかけ病気を根本的に癒すことができるのです。


咳の症状に対して使われる漢方薬は様々な種類があります。痰の状態や発熱などの全身症状などによって様々な異なる漢方が用いられます。例えば、麦門冬湯(ばくもんどうとう)は乾いた咳に対して喉を潤し、咳を鎮める効果を持ちます。また、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は、気管支喘息や花粉症などにも処方されます。


小青竜湯に含まれる麻黄は西洋医学での気管支拡張剤の働きをし、苦しい呼吸を改善して咳を抑えてくれます。この他にも気管支の炎症を抑える清肺湯(せいはいとう)、炎症を抑えて身体の免疫機能を整える柴朴湯(さいぼくとう)などの漢方薬があります。


漢方薬といえば生薬を小さく刻んだものを思い浮かべますが、今は生薬を煎じて濃縮して用いるエキス顆粒剤が主流です。小分けにパックに入っていることから、持ち運びやすく、飲みやすくなりました。医療保険が効く漢方薬も沢山ありますので、興味がある人は掛かりつけの先生に相談してみましょう。